繊細バックパッカー

旅を通じた人との出会いを大切にしています。英語、環境問題、旅行、ワーホリのことなど。

旅人よクリエイティブになれ

なんだかおかしな名言的なタイトルになっていますが。笑

旅行先で現地の人や他の旅行客と交流するのは私の一つの楽しみです。

時には訪れた場所よりも、そこで出会った人との会話とかのが覚えていたりするんですよね。一期一会な感じ。

 

でも言語が苦手だったら、交流したくても億劫になってしまう・・・

旅先やホームステイ先で、うまくコミュニケーションが取れない人なども以下のような方法で交流してみるのもひとつの方法です。

 

言語のいらないコミュニケーションツール

さて、「旅人よ、クリエイティブになれ」というのは

音楽や絵、写真、手品などなんでもいいのですが

言語がいらない趣味があると一気に打ち解けやすいからです。

スポーツは最適だと思います。

 

言語が不安、話したいけど何話していいか分からないという方は何か趣味的なものはいいと思います。

私はスケッチブックを持っていました。

私は特別絵が得意なわけでもないですが、絵を描くのは好きです。特に風景画。

ワーキングホリデー中に、水彩色鉛筆を持っていき現地でスケッチブックを購入しました。


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ホームステイ中に子供と仲良くなるのに絵を一緒に書いたり、

旅行中に絵を描いているバックパッカーがいたらお互い見せあったりします。

あとは、ホストマザーに編み物を教えてもらって練習していたのですが、その後も旅行中に編んでいると「何作ってるの?」って聞かれたりします。

音楽も、ギターとかピアノができたら一緒に歌えるチャンスがあります。

 

 

お絵描きは 子どもと遊ぶのにもいいツール

私は子どもが苦手というか、昔から関わり方がよくわかりません。

wwoof中に子どもと遊んでたので少しは慣れたのですが・・・笑

子どもと遊ぶのに「お絵描き」はいいツールになります。

子どもの想像力って面白い。それに、子どもと話す事はかなり英語の勉強にもなります。

 
上手い下手は気にしない

上手下手は気にしなくていいのです。
上手いに越したことはないけど、下手だったら教えてって言えるから。
日本人は謙遜するくらいのことを海外の人は褒めてくれます、ほんとに。

興味あるけどやったことないことに挑戦してみるのもありです。
普段筋トレしないのに、他のバックパッカーから米軍式筋トレ法とか習ったこともあります。ブートキャンプみたいなのをやさしく教えてくれました。
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↑筋トレ教えてくれたナイスガイ作のハムスター、これ好き

 

【おまけ1】 アプリを使う

スマホのアプリは結構使えます。

例えば一時期流行った「Snow」(アプリが顔認識しておかしな顔とかできるやつ)、特に子供にはうけます。ホームステイ先の子どもがいつもSilly face(おバカな顔)やりたいって言ってきて、わたしのスマホを占領しました。笑

いまなら「Snap chat」が流行りですかね。老人顔とか、幼児に戻るとか。

 

【おまけ2】meet upに参加

もし、自分に趣味があって海外で同じ趣味の人と交流したい場合、「meet up」というサイトがおすすめです。(アプリもある)

行くまでは緊張しますが、参加してしまえば同じ興味を持った人たちなので交流しやすいです。

言語交流会、写真、絵画、ヨガ、おしゃべり、など日本でもあるので参加してみると面白いです。

www.meetup.com

 

読んでいただきありがとうございました。

スピリチュアル?なリトリートセンターで働く【WWOOF体験記】

【WWOOF体験記】

今回はニュージーランド滞在中に体験したWWOOFのことについて書きたいと思います。

 ↓ WWOOFについてはこちら

ucabe.hatenadiary.com

 

北島のタウポという町にあるヨガや瞑想ができるリトリートセンターに滞在しました。

オークランドから車で5時間くらいの街です。


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この施設は湖と山、町が見える高台にあるので、絶景!

毎日みても飽きない〜


1.WWOOF内容

 施設の運営の手伝いでした。WWOOFというとファームを思い浮かべるかたもいますが、こういう施設もたまにあります。

ヨガなどができる静かな場所は大好きなので、私にとっては良い場所でした。

ベッドメイキング、施設内の掃除、食事の用意、ガーデニング、薪割りなどなど

休憩を挟みながら働いて午後は自由なので、湖に行ったり、ウォーキングをしたり、施設の中で読書したりできました。

この施設には私以外にも5~10人くらいWOOFER(ウーファー:WWOOFで働く人)がいたので、お互いのことが知れて面白かったです。私以外はほぼドイツなどのヨーロッパから、またはアメリカやイギリス人だったので、最初は緊張しましたが楽しかったです。


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野菜も育ててます。オーガニックでコンポストづくりもしてます。


2.モーニングサークル

私は朝に行われるこの儀式が好きでした。

”モーニングサークル”と呼んでいたのですが、スタッフ全員が輪になってまず数分間の瞑想をします。

そのあと、ラクルカードを一人ひとりひいて読み上げていきます。(これが意外と自分に響く言葉がくるので面白いです)

最後に”今日のお題”と称して、一つの話題について一人ひとり話していきます。

例えば、

・子どもの時すきだった遊び、

・好きな映画、

・鳥になるならどんな鳥が良い?

・死んだ人にもう一度会えるなら誰に会いたい?

・隣の人の良いところを挙げる

・自分の好きなところ、きらいなところ

毎日15人くらいでこれをやるので、いろんな意見が聞けるし、英語の練習にもなりました。楽しかったなぁ

スピリチュアルな本もたくさんありました。

時々、ヨガの施設って新興宗教あるとこもあるんですが、ここは大丈夫。平和でした。


3.食事はベジタリアン

私はあまり肉を食べないのでストレスなく食事を楽しんでました。

食事はおいしかったのだけど、にんじん、じゃがいも、ビーツなど根菜や、玉ねぎ、にんにくといった野菜が多かったせいか…経験したことのないひどい便秘になりました。笑

町のアジアンショップに行って急いでインスタント味噌汁と冷凍の納豆を購入。

納豆を食べていると、なじみのないドイツ人からドン引きされるのですが、そんなの気にしない。私には発酵食品が必要なのだ…!

移民が多いニュージーランドは、主要な町にはアジアンショップ(アジアの調味料や食品がある)が絶対あるので、これは貴重なのです。スーパーにも少しは日本食コーナーもありますが、海外製。アジアンショップは高くても日本の食品が手に入ります。

 

4.自然を楽しむ

タウポはニュージーランドで最大の湖があります。

午後の自由時間は湖に泳ぎに行ったり、サイクリングしたり、ハイキングしたりできます。夜はグローワーム(蛍のような光る虫)を見に行ったり。

この地域は火山地帯なので、川に行くと天然の温泉が楽しめます。最高。

 

この写真は暖かそうですが、気温18度くらいで冷たい水の中泳いでます。


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みんなで焚火をやったときもありました。

ドイツ人が多かったので、ドイツの焚火スタイルでやりました。


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きっとこういう生活をしてしまったせいで、日本に帰って逆カルチャーショックをうけているんだろうな。自然が恋しい…

 

多様性とは?今こそ見たい番組「Queer Eye」

精神疾患LGBT発達障害、ひきこもり...
いろんな問題が取り上げられるようになり、そういった人たちが声をあげられる社会に少しずつ変わってきました。
また、上記の問題がないにしろ、何かしらの”悩み”や”生きづらさ”を抱えて生きている人は多くいると思います。

だからこそ見てほしい番組があります。
Netflixで配信されている「クィア アイ Queer eye」という番組です。

1.クィアアイとは

これはNetflixの番組で様々な分野のプロフェッショナルの5人が様々な悩みを抱えた人を変えていくNetflixの番組です。
この番組を見ていて好きな方もいるかと思います。
2018年にエミー賞も獲っています。

Fab5とは
ゲイの5人組で、【カルチャー、フード、インテリア、ファッション、ヘアスタイル】
この分野のプロフェッショナルの5人が、依頼人の内面と外見を変えていきます。
 

日本でも昔、外見にコンプレックスを抱える人が美容整形などで人生を変える番組がありました。今でもダイエットや服装で人を変える番組がありますね。
もちろん、外見が変わって性格も変えられたら素晴らしいことだと思います。でも、外見が変わっても心がそのままであれば、コンプレックスは癒されるのでしょうか?

クィアアイでは、外見だけでなく心も変えていきます。そのため内面の部分への対話も行われています。
今回私自信も励まされるこの番組の良いところを挙げてみました。

2.なぜクィアアイが良いのかについて個人的な考察

【多様性を知ろう】

クィアアイには様々な人が出てきます  
LGBT
・障害者
・シングルマザー、ファザー
・ルーツを別の国にもつ移民、または2世、3世など

日本も近年、外国人労働者が増えたり、観光客が増えたりしています。それは白人、黒人、アジア人、日本人とひとくくりにできるものではないのです。
発達障害LGBTといった見た目に分からない部分は、カミングアウトできる人もいれば、抱え込んでしまうことも多くあります。その反面、ハーフや海外から来た人は、外見という見た目で判断されてしまい辛い経験をされることもあるでしょう。

日本はこういう議論が遅れていると言われます。
そして、いわゆるマイノリティといわれる人を特別視する傾向がとてもあります。

いろいろ原因はあるでしょうが、私は日本では今までそういう人が少なかった(または言える状況じゃなかった)から、対応に慣れていない人が多いのも一因だと考えています。じゃあこの多様性を知ることから始めよう。
多様性のある社会とは「いろんな人がいていい社会」だと思います。

世間では美しいほうがいいとか、勉強ができるほうがいいとか、表面上のことばかりが取り上げられやすいですよね。
雑誌でもテレビでも「これはいい・だめ」という伝え方は分かりやすいので用いられがちですが、創造力や考えることを省かれているような気がします。

ひとつひとつの回に、それぞれの人の歩んできた人生があります。

だから断片的なイメージや外見だけで判断できるものでない。

また、日本でも差別があるように差別はアメリカでもあります。
Fab5は全員がゲイであり、またルーツを別の国にもつ人もいます。
彼らもいわゆる”マイノリティ”として生きてきたから、依頼人に共感できることがたくさんあるのだと思います。


【誰もが悩みはある】

悩みがない人は少ないのではないでしょうか。しかし日本は”他人に迷惑をかけない”教育のせいか、他人に弱みをみせたり頼ることが苦手な人が多いです。
失敗にも寛容とは言えません。
メディアでは綺麗、完璧なものが取り上げられがちです。

また、どうしても見た目やイメージ、自分の印象で「あの人はうらやましい、あの人は優れている、劣っている」ととらえてしまいがちです。

完璧な人なんていません。
クィアアイでは、外見だけでなく心も変えていきます。そのため内面の部分への対話も行われています。
例えば、髪型や服装に全く気を使わない人に対して、そうなってしまった背景は何なのかを分析していきます。

仕事柄のイメージなのか、忙しいから時間がないのか、家族背景や生い立ちがそうさせたのか。引きこもってしまった人に対して、原因やきっかけはどこにあるのかなど。


毎回、Fab5の5人の心に響く言葉、自分を受け入れて変わろうとする人たちの行動や笑顔から励まされることがたくさんあります。

そして、依頼人は自分の弱さや悩みの根本の部分に対して向き合うことになります。
しかしFab5は彼らを否定するようなことはしません。「あなたは今のままではダメだ」と全否定するのではなく、その人の背景にあるものを理解し尊重したうえで、「こう改善したほうがいい」と助言してくれるのです。
料理でも、インテリアでも、服装も、美容もその人が無理なくできそうなもので揃えてくれたり、個性・文化・家族背景を考慮して考えてくれています。


【おわりに】

私自身、世間的にはこうだとか、周りからどう思われたいかとか「評価」を勝手に自分でしてしまっているところがあります。それを周りにも評価してしまっているのかもしれません。
でも、「クィア・アイ」を見たあとに心が穏やかになれるのは、ダメな自分てもいい、それを変えたかったら変えることもできる、と教えてくれているような気がするからです。
読んでいただきありがとうございました。


この番組から学ぶことはたくさんあるので、ぜひ見てほしいです。
Netflix契約してない方でも、初月無料でお試しできます。

日本版のクィア・アイの放送が決まっています。
アメリカとは違った環境で、Fab5が日本人にどうやって切り込んでいくかが楽しみです。

普通のホームステイじゃない?WWOOFとは


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昨年私はニュージーランドでワーキングホリデーをしていました。

もともとニュージーランドを選んだのは、自然があるところへ行きたいという理由。その通り、海・山・森・川・氷河と雄大な自然に心癒されるばかりでした。

地形や地震が多いのも日本と似ている国です。

 

今回はWWOOFという制度についてお話します。ワーキングホリデーしたり農業に興味ある方はしっているかもしれませんね。

 

WWOOFの良いところは、ホームステイしながら農業を学ぶだけでなく、英語(または現地語)を学び、現地の人との交流もでき、お金も節約できるところです

 

オーガニック栽培や家庭菜園、動物、畜産業、パーマカルチャー、自然と触れあう生活に興味がある人にはおススメです。

パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法です。

※パーマカルチャーセンタージャパンHPより

 

 

1.WWOOFとは

WWOOFというのは"World wide opportunities in Organic Farm" の略です。

直訳するとつまり有機農場で働きたい人のことです。

基本はホームステイで、働いた給料の代わりに飲食と宿を提供してもらいます。WWOOFの制度は世界中にあり、日本でも登録している農家さんがたくさんいます。

大規模な農場もあれば、動物のファーム、個人の家の手伝いまで様々なので、自分の学びたいことや体験してみたいライフスタイルに合わせてホスト先を選んでみるといいと思います。

私は大規模農場は行かず、個人的に小さくやっている家庭に行っていました。

期間はホストにより数日~数週間、数か月のものまで。労働時間は4~6時間くらい。あまった時間は観光したり自由時間に使えます。

wwoofのいいのは英語の練習にもなり、いろんな家庭の在り方、働き方、人生が知れることですかね。

似たような仕組みで、別のサイトとしてWork awayやHelp Xというものもあります。(こちらは農業以外にもジャンルがあります)

 

2.海外旅行でWWOOFできるの?

やりやすいのは、やはり留学やワーキングホリデーで滞在している人や、長期の休暇を取っている人でしょう。しかし、ホストによって受け入れ期間が違い、数日間の受け入れOKとしている人もいます。約2週間の旅行のうち数日間をWWOOFした人に出会ったこともあります。若者が多いですが、年齢制限はありなせん。(未成年は保護者同伴)

WWOOFサイトでは年間費を払ってサイトに登録しなければなりません。

 

3. wwoof のメリット

・自然に触れる素晴らしさ・楽しさが知れる

・農業体験ができる、学べる

・動物好きは動物の世話ができる

・生きた英語が学べる

・メールのやり取り、プロフィール作成などにより書く力(ライティング)もつく

・いろんな家族の在り方、人生を知ることができる

・旅資金の節約ができる

・他の旅人との交流もできる

 

4.私が泊まったWWOOF先

私はニュージーランド滞在中に8件のお宅・施設に泊まらせてもらいました。

・ヨガ・瞑想リトリートセンター(北島タウポ)

・海が見渡せるパーマカルチャーファーム(北島ワイヘキ島)

・パーマカルチャー農園とゲストハウス(南島カラメア)

・家庭菜園と鳥を飼って生活するセミリタイア夫婦(北島ネイピア)

・馬のブリーダーをしているファーム(北島ケリケリ)

・牛・豚・鳥を飼って、自給自足に近い生活を送る大家族(南島ホキティカ)

・引っ越したばかりの家族の庭仕事のお手伝い(笑)(南島ネルソン)

・すてきな庭で家庭菜園を営む75歳のアクティブおばあさん(南島クライストチャーチ

 

私はパーマカルチャーを実践している人、オーガニックで家庭菜園をしている人、のところに行っていました。なので商業的に畑を運営しているところには行っていません。

また、これも季節や時期、ホストと自分の予定が合わないといけないので、毎回希望している場所に行けるとは限りませんので。

統一感がないですが、結果的にいろんな家族の在り方が見えたり、移民家族だったり、異文化交流という意味でも楽しかったです。

 

5.私がWWOOFに興味を持ったきっかけ

数年前にパーマカルチャーという持続可能な社会をつくる仕組みを知り、衝撃をうけました。そのころから私は大量消費に疑問を感じたり、毎日大量に出るプラスチックに嫌気がさしたり、建物があふれた街並みに疲れてきて。

それから自然を身近に感じられる生活がしたいなと憧れていました。

それと共に、健康な食事をすることは精神面にも大切だち感じ、食の安全にも興味を持ち始めました。

そこで自然に近い生活がしたいと思い、WWOOFという制度を使って家庭菜園やパーマカルチャー生活を実践している人の家にホームステイしながら点々としていました。

 

6.(おまけ)英語の本でガーデニングを学んでみる

家庭菜園の知識が一ミリもなかった私は現地の本屋で気になった本を買ってみました。英語の勉強もかねて。

気を付けないといけないのは、南半球の本は季節が日本と逆なので、植える時期を間違えないようにしないといけないことですね。笑

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あと、これはニュージーランドガーデニング雑誌。色使いもカラフルでおしゃれです。

ここに、私のWWOOFホストマザーも一度掲載されました。記事の内容を一緒に考えたのはいい思い出です。

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おわりに

WWOOFの体験は私の人生観を変えたといってもいいほど、すてきな体験と出会いがありました。今回はWWOOFの軽い紹介をしただけなので、また具体的な体験記なども書きたいなと思っています。

読んでいただきありがとうございました。 

 

インターナショナルカラオケ 外国人旅行客をカラオケに連れていった

前回、旅先での人との出会いについて書きました。違う考えや生き方、違う文化を持つ人と話すことの大切さは、旅を通して学びました。

 

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最近京都に行ったのですが、またゲストハウスで面白い出会いがありました。

そこのゲストハウスはやけに評価が高く、コメントもオーナーに関することが多数…

たまたま見つけたのですが、そんな評価良いなら泊まってみようと行きました。

 

まず、オーナー

オーナーはお客さんとの会話、宿泊者同士の交流をとても大事にされている人なんですね。小さな宿だからこそ宿泊者を把握して気を配られています。そして京都は観光客が増えすぎて、ビジネス重視のホテル建設ラッシュです。そんな中、京都に足りないものを考えたり、観光客が望むサービスを考えながらゲストハウスを運営する素敵な人でした。そしてコーヒーと朝食が絶品。ビジネスセンスも抜群な方です。

こちら↓

IMAYA Hostel Kyoto +Coffee (@imaya_hostel_kyoto) • Instagram photos and videos

 

「インターナショナルカラオケ」

さて、今回のタイトルの「インターナショナルカラオケ」について。

今回も相部屋の人と話すことがありました。そこでスイスの兄弟二人組と挨拶がてら会話し、夕食を一緒に食べに行きました。

そこで「日本にきたらカラオケ体験したほうがいい?」と聞いてきたので、興味あるなら一緒にいこうかと返事。そして同じく相部屋のスペイン人の女の子も誘って4人でカラオケへ行きました。

 

今回は2パターンのカラオケを試してみました。

一つ目は海外でも一般的な「オープンマイク」スタイル。バーにカラオケがあって、歌いたい人が誰でも歌えます。

トリップアドバイザーで評価が高いと噂のあるお店へ行ってみました。

客はほとんど外国人、インターナショナルだが…

すでに先に歌っていた若者グループが盛り上がりすぎて皆引き気味。来るタイミングを間違えたようです。うるさすぎて居心地が悪い。

 

次は日本式のカラオケチェーンへ。

彼らが気に入るか分からないので、とりあえず一時間で入ってみました。

日本人同士のカラオケだとひとりで順番に歌って行って、たまにみんなで合唱みたいなのが普通な気がします。

しかし、海外ではみんなで一緒に歌うのが一般的みたいです。(一件目のお店も一緒に歌っていました。)

一緒に歌う方がみんなで楽しめるなと思ったし、上手く歌わなきゃと意気込まなくていい。誰かが歌っている間携帯いじったり…とかもなくて良いと気づいた。

スイス、スペイン、日本とみな母国語が違うので、みんなが分かる英語の歌を歌おうとなりました。多分年齢は違えど20代だし、ティーンエイージャーの時に聞いてた懐メロが盛り上がるみたいと気づく。懐かしのBack street boys、Bitney spears 、OasisからLMFAOまで。

すると皆カラオケが気に入ったようでもう一時間延長しました。

部屋のライトをディスコみたいにキラキラさせるのも気に入ってくれました。

 

私は昔から洋楽ばかり聴いており、学生時代もカラオケで空気を読まずに洋楽を歌う子でした。だから今回のカラオケは純粋に楽しかった。そして上手い下手を気にせずに皆で一緒に歌うってたのしい

日本の曲を歌ってってと言われ、なんかわかりやすくキャッチーな歌を考えた結果Perfumeチョコレイト・ディスコを歌いました。アニメが好きな人なら別の選択肢を考えたんですが。こういうとき何がいいんでしょう?

 

今回の体験から気づいたこと

・日本の個室ボックスのが個人的には落ち着く(皆も気に入ってくれた)

・国籍が違う時は、皆が知ってる曲を歌うと盛り上がる

・やはりどの国でも懐メロはうける

・たまに自分の国の曲を歌ってみるとお互いの国の曲が知れていいかも

・個別に歌うんじゃなくて、皆で歌うと楽しい

 

以前、韓国や台湾の友人とカラオケに行ったこともありますが、彼らは少し日本の歌になじみがあります。そうすると一緒に日本の歌を歌うことができます。

涙そうそう」やジブリの曲は有名。また私の韓国人の友人は長渕剛を熱唱します。

私はアニメはあまり見ないですが、これがアニメ好きの人だったら少し選曲変えるかもしれないです。

 

音楽は万国共通

音楽ってやはり人を幸せにするのだなと思いました。たとえ歌詞が分からなくても楽しめる。

もし、海外から来た人を案内する機会があればカラオケもありかもしれません。

 

一人旅のススメ ~人に会う~

私は一人旅が好き。

一人の時間が好きな人もいれば、誰かと一緒じゃないと寂しいひともいる。

私は内向型なので一人の時間が大好き。でも家に引きこもりすぎるとよくないので、カフェなどで一人で考え事をするのがちょうど良い。

でも、私は一人カラオケや一人焼き肉ができるタイプではない。一人旅ができる私のことをすごいという人もいれば、私は一人カラオケができる人をすごいと思う。

 

さて、なぜ一人旅が好きかといわれれば、もちろん自由に動けることである。

でももうひとつ、「人との出会い」を楽しみにしている。国内外とわず楽しいからだ。

今回、旅先の人との出会いについてじっくり考えてみた。


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一人の時間、誰かといる時間

一人旅のときは、ゲストハウスに泊まることが多い。するとラッキーなことに、誰かしら話す人が出てくる。

一緒にどこか出かけることもあれば、ご飯に行くこともある。

お互い別々で旅行してるわけだから、それぞれやりたいことは優先する。だから、時間あえばお茶だけしようとか、ご飯だけ一緒にいこうができる。

自分の時間と、誰かとすごす時間のバランスかちょうどよく作れる

 

私のことを"何も知らない誰か”と話す

私は、昔から深い付き合いをするのが苦手だ。馴れ合いも苦手。

もちろん気心しれた友人と合い、近況報告したり相談するのも好きだ。

でもそれと共に、”知らない誰か”と話すことも好きだ。

それは馴れ合いがないから。

比較しなければいいのだけど、どうしても知り合いだと相手の立場を気にしてしまったり、自分と比較してしまう事がある。

 

でも、旅先で出会った”私のことを何も知らない誰か”と話すことが気楽であり、新しい気づきがあることもある。

特に日本にありがちな「変な気づかい」はいらないのだ。ビジネスでは難しいかもしれない。旅行だからできるのだ。

たまたま旅先で出会った ”あなたのことを何も知らない私” と ”私のことを何も知らないあなた” 同士が気を使うことはないのだ。

 

社交的にならなくてもいい

といって、私は元々社交的なタイプではない。落ち着いていると言われることが多い。

でも働き始めてから、自分はなんて狭い世界にいるんだろうと気づいた。学生時代からの友人と、職場の人しか話す人がいない。かといって、私は異業種交流みたいなのにガツガツ行けるタイプでない。

たまたまイベントのボランティアスタッフが気になって、応募した。そしたら、年齢も立場も違う人と話すことが楽しいと気づいた。

バックバッカーにずっと憧れていた私は、一人旅を積極的にするようになり、相部屋の人と話すようになった。

別に社交的にならなくてもいいと思っている。話したいときは話すし、気分が乗らなければそれでいい。

その人とその後も交友が続けば素晴らしいし、もし続かなくても一期一会に感謝する

このスタンスでいると、とても気が楽  

 

新しい気づき

普段自分の周りにいない人と話すことは、新しい気づきがあったり、また別の人生を知ることができる。

「こんな考え方もあるんだ」「こんな仕事、生き方もあるんだ」と気付ける。

 

といっても、やはり最初話しかけるときは少し勇気がいる。でもお互い一人だから別に話しかけたとこで、悪いことではない。よっぽど性格が合わないと思えば、少し会話して終わらせればいい。

特に内向的な人は、グループで大勢で話すより、少人数の方が向いているらしい。だから大勢の中に飛び込む必要はない。気が会いそうな人に話しかけるのもあり。

お互い一人旅好きだと、気が合うこともある。

 

国内でも、海外でも運良く誰かと話すことがある。共用スペースで少しだけ話すこともあれば、一緒にでかけることも。

また、海外の人と話すと別の文化や考え方が知れるのでそれも面白い。英語の練習にもなるので、私はこの方法で会話力がついた。

日本の良いところ、悪いところも知れる。

 

偏見が減る

いろんな人と話すことは、偏見を持つことも減ってくる。どうしても自分の周りには同じ考えを持った人が集まりやすい。

でも知ってほしい。

いろんな生き方があっていい、働き方があっていい、いろんな嗜好があっていい、考え方があっていい。発達障害うつ病も、LGBTも障害も。男も女もいろんな人がいるのだ。

国籍で、あの国は~だからダメだとか、集団だとやはりステレオタイプを持ってしまうこともあるが、話して見ればどうってことないときもある。国が違えど皆人間。

例えば、よく話してみたら印象と違ったということがある。偏見は良くないなと気づかされる。

 

日本は”こうあるべき”が強く感じてしまうことがある。

もし、最近同じ人とばかりつるんでることに物足りなさを感じたら

自分が固定観念にとらわれているなと思ったら

外に出かけるチャンスだ。

 

私はたまたま一人旅が合っただけ 

旅行じゃなくてもいい、飲み屋で隣の人と話してみるとかね。いつもと違う場所にいってみよう、違う人と話してみよう。

 

Get out of your comfort zone

 

参考記事、海外で一人旅してみたいひとへ↓

バックパッカー的英語上達法3(中上級編) - メンタル弱めバックパッカー

 

 

タイのPun Punから学ぶ幸せのあり方


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前回、TEDtalkについての記事を書いたのですが、実はPun Punファームに行きました。

前回の記事はこちら ↓

ucabe.hatenadiary.com

 

タイのチェンマイは2回目、住みたいくらい私の大好きな街です。
チェンマイに行ったら行こうと思っていたので、今回時間を作っていくことが出来ました。

宿泊先のAir Bnbのルームメイトだった韓国人女性と意気投合してしまい、彼女は環境問題や国際問題の研究者だったこともあり、一緒に行ってきました。旅先での出会いは本当に楽しい。

 

チェンマイ市内から車で1時間ちょっとの郊外にファームはあります。周りは田んぼと森に囲まれた場所です。看板があるらしいのですが、探すことができず、タイ人のドライバーに探し回ってもらいました。笑


Pun Punファームは有名になりましたが、綺麗に整備された場所ではないし、オシャレなカフェやレストランがあるわけでもない。ファーム内を案内してくれる人がいるわけでもありません。これはファームで働く人の仕事を増やしてしまうから、あえてしていないそうです。Pun Punにいる人はあくまでそこで暮らしている人たちです。英語が話せる人は一部しかいません。

もし興味がある人や色々質問したい人は、ワークショップに参加したり、ボランティアで住んでみたほうがいいと思います。

私も少し散策して帰ろうと思っていたら、ラッキーなことにボランティアで1か月滞在しているタイ人の青年が案内してくれました。彼が学んだこと、Pun Punの理念などをシェアしてくれ、気づいたら3時間以上話し込んでしまいました。

 

Pun Punで何をしているのか


Pun Punではそこに住む人たちがみんな先生。農業の細かい技術を学ぶのではなく、生活を通して学んでいきます。ここにルールはなく、自分が正しいと思えばやっていいそう。皆、朝は起きたい時間に起きて働き、ランチの後は昼寝してまた少し働く。人間の本来の欲求に沿った生き方。

動物の世話をしたり、苗を植えたり、除草したり、種を集めたり、やることはたくさんあるけど、のんびりやればいい。

外部訪問者が多いためオフグリッドではなく、電気とガスは引いています。シャワーはソーラーパワー加熱のものでした。


Pun Punに住む人は、健康保険に加入していないそうです。なぜならオーガニックな野菜を食べていれば不健康になることはないから。人工的に作られた食品、薬を摂取するから病院へ行かないといけないのです。


”世界は変わっているわけではない、世界を複雑にしているのは人間だ”
Pun Punの理論は、一見突拍子もないように思える。
でも、世界を一番簡単に、シンプルに豊かにする方法なのだと。

 

ニワトリ・乳牛


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ファームには約30羽くらいのニワトリと3頭の牛がいました。

ニワトリは元々養鶏場の狭いケージで飼われていたものを引き取ったそうです。6歳以上の鳥が大半、まだ卵は産んでくれます。ニワトリの平均寿命が8歳なのを考えると余生を広い庭で過ごせるのは彼らにとっても良いのかも(理想はすべてのニワトリがフリーレンジで飼われることですが。)

タイでは水牛しか見たことなかったのですが、ここの乳牛も引き取ったものだそうです。

私もニュージーランドで、こういう場所に住んだことがあります。生みたての卵を鶏小屋から取ってくる、搾りたての牛乳を頂ける、これは本当に幸せというか、命のありがたみを感じます。皆さんにもぜひ体験していただきたい。

 

Earth house


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Pun Punの建物は彼らが自分で建てたものです。土や粘土をこねて木枠にはめてレンガを作ります。なんとこのレンガはコンクリートよりも強度があるとか。

設立者のJon Jandaiはアメリカ人と結婚しており、ネイティブアメリカンの家を見たときにインスピレーションを受けたそうです。そうして彼が始めた家造りは、今ではタイ中に広がっています。(日本では建築基準法とかあるからどうなんでしょう...)


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現在建設中の家を見せてもらいました。カラフルなグラスビンを埋め込んだり、電気配線のソケットを埋め込むこともできます。ワークショップに来た人がこれを手伝うことも。

2階の窓からの景色は絶景でした。緑が広がる田んぼと蓮の池。


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Seed Saving


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ちょうどバジルの種を集めて保存用にしていく作業やっていたので、少し手伝いました。細かい種を集める作業です。

気の遠くなるような作業、こういった手作業は昔は女性がやっていた仕事ですが、今では”cool”な仕事ではないので皆やりたがりません。でも種を守ることは、未来への投資だと感じました。あと、個人的にこういった何も考えずにできる作業は瞑想みたいで好きです。笑

一緒に作業したタイ人の女性、彼女は料理人です。市場やスーパーで買う大量生産の野菜が美味しいと感じられず、田舎で無農薬で育った野菜の美味しさに気づいたといっていました。彼女は2週間の休みをとって、Pun Punでボランティアスタッフをしているそう。帰りたくないといっていました。

 
Pun PunがやっていることのひとつはSeed Saving、つまり種を守ることです。種を守ることは食べ物を守ること。健康でいるには、農薬や化学的な薬品を使わない野菜を食べること、それだけなのです。日本でも種子法や、使用可能農薬の種類の拡大など、逆行していますが、タイでもそうなのです。それは”お金”中心に回っているから。
世界中でSeed Savingの活動が行われている一方、利益を重視する多くの政府や会社はそれを好まないのでしょう。

 

シェアすること、対話すること

ファーム内を案内してくれたタイ人の青年、彼もまた私にいろんなことを気づかせてくれました。彼は大学生で学校の休み期間にPun Punに来ました。電気工学を学んでいたのですが、卒業後は農業を始めると決めたそうです。(彼の他にも数人、工学部の学生が何人か働いていました。)

 

私と友人、そしてタイの青年と3人で、教育、働き方、経済の事などいろんなことを話していました。

タイは戦後経済発展した日本や韓国をお手本にしているので、良い教育を受けて大きな会社へという流れはやはりあるそうです。その彼も、親に厳しく育てられ”いい子”に育ってきたのですが、考え方を変えていったそうです。

私たち3人に共通していたのは、良い教育機会を与えてくれたことは親に感謝している、でも昔の価値観とは変わってきているのだ、と感じていること。

といっても、タイでもまだこういうことに疑問を持つ人は少数だそう。日本でも少しずつ田舎に移住したり、働き方を変え始めていますが、まだ一部の人ですよね。

 

色んな事を話して、彼に卒業後のことを聞くと、農業を始めるとのこと。ラッキーなことに彼の父は土地デベロッパーなので、土地を準備するのは比較的楽だと。でも、父親のように経済重視の開発はしたくないそう。「土を豊かにするために、まずバナナの木を植える。バナナの葉っぱなどが土を豊かにし土壌が改良される。そしたら色んな作物が育てられる。」そして彼は言っていました。「このプロセスは時間がかかるものだけど、世界を豊かにしてくれるから。」そして「人生の目的は、生きていることに感謝することだ」と。

 

(大学生でここまで悟れるなんてすごい!)と尊敬の念がわきました。


タイから帰ってきた後、私の頭はパンクしてしまいそうでした。新鮮で、興奮している一方で、まだ自分の中で不安があるからです。

さっそく自給自足に近い生活が出来るかといったらできません。私は田舎も都会も好きだから。私はテクノロジーの発展の恩恵をうけているし、時にはおしゃれなカフェにも行きたい。Jon Jandaiのようにシンプルに生きられたらと思う反面、自分のキャリアだとかこれからの仕事を難しく考えてしまう自分もいる。都会のビル群は息苦しいけど、やはり便利な都会が好きな自分もいる。

 

人生を複雑にしているのは人間自身だ

これが私が今回いちばん感じたことです。もちろん、新しいサービスを作って暮らしが楽になるのはすばらしいことです。その一方で、不安を煽られたり、欲求を満たそうと必要以上に物を買ってしまったり、自分にはこれが足りていないと必死になったり。

私がこれから大切にしていきたいこと。

足るを知ろう、人と支え合うことの大切さをしろう、資本主義で生きている以上お金は必要だけど、お金以外の価値に気を使ってみよう。そして、家庭菜園でいいから農的生活を取り入れていこう。

そう思ったら、今まで情報多過で不安ばかり煽られていたのに、少し気が楽になりました。

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